ある程度デッキの形が決まってくると、そこからはどのような順番でカードを出すかというところまで突き詰めていきたくなります。
さすがにあらゆるデッキに共通したカードの出し方まで一般化することは難しいので、私が最近使っているデッキにおけるカードの出し方をお話することで、何らかのヒントを得ていただけたらなと思います。
最近使っているデッキ
いつもと特に変わりのない、ジャイアントを壁にしつつ後ろからドンドンやるデッキです。簡単に役割を説明しておくと…
- 槍ゴブリン…攻守両方。弾除けあるいは追撃係。
- スケルトン…主にプリンス対策。低コストなので足止めにも。
- ボンバー…攻撃要員。
- 矢の雨…ガーゴイルの群れやスケルトン部隊、槍ゴブリン等がうじゃうじゃ出てきたとき用。
- マスケット銃士…攻撃要員。飛行ユニット対策も兼任。
- ジャイアント…タワー破壊用。ピンチの時には守りにも使うが基本は攻撃要員。
- テスラ…守備要員。
- ガーゴイルの群れ…守備要員。
といった感じです。
序盤の理想形
最初に配られるカードがいい感じだと、下の画像のような感じで攻めていくことが多いです。もちろん、相手が速攻を仕掛けてくればまた話は別で、その場合は敵ユニットに合わせて守備要員を使っていきます。
最初にテスラを自陣に置いて様子を見つつエリクサーを貯めて、相手に動きがなければボンバー、マスケット銃士、ジャイアントを立て続けに出します。
序盤にテスラを出すことで、エリクサーを無駄にせずに様子を見ることができます。
このままいきなりタワーを落とせることはあまりありませんが、相手のデッキを見つつバトルを進めていくことになります。今回はカードの出し方がテーマなので、この後の展開については割愛します。
出したいカードの順番と最初の手札
先ほどの理想形に近づけるためにはカードの出し方が重要になります。しかしながら手札によっては思い通りの形にできないこともあるので、その場合は次善の策を取る必要があります。
4パターンの初期手札を例に、考え方と出し方を解説していきます。
ケース1
初めから手札にテスラが入っているので、1手目は問題ありません。しかし次のカードがスケルトンになっており、このままでは攻め込むことができません。
次に出すとすればマスコット銃士になりますが、その後にジャイアントがきてくれないと無駄死にしてしまう可能性が高いです。
スケルトンやガーゴイルは守りに必要なため、邪魔であってもとりあえずは出さずに取っておきます。
どちらかというと、攻め込んできてほしいタイプの初期手札です。
ケース2
手札にボンバーがあり、次にジャイアントが控えています。この場合は槍ゴブリンをひとまず出すことが多いです。エリクサー消費が2なので、無駄死にしてもあまり痛手にはなりません。
その後はボンバーとジャイアントで攻め込むことになり、マスケット銃士が続いてきてくれればそれも出します。
最初にテスラを出せていないため、あまり嬉しくない手札ではあります。
ケース3
テスラがあるため、1手目はテスラでほぼ確定です。テスラを出した後の「次」にマスケット銃士がきていれば、ボンバー、ジャイアント、マスケット銃士の3点セットで攻め込むことができます。
マスケット銃士がきていなくても、槍ゴブリンであればそれで代用する場合が多いです。スケルトンがきてしまった場合はボンバーとジャイアントだけで攻め込むようにしています。タワーを削れない可能性は高いですが、無理に出してもいいことはありません。
比較的良い方の手札です。
ケース4
ジャイアント、マスケット銃士、ボンバーが揃った手札です。
テスラがないのが残念ですが、エリクサーが溢れる寸前にマスコット銃士を後方から出し、頃合いを見てジャイアントとボンバーを続けて出していきます。
反対側から攻め込まれた場合はユニットに合わせて対応します。
これも比較的良い方の手札です。
速攻を仕掛けられた場合
開始早々に相手が攻めてきた場合は、それに合わせてカードを出していけばいいので、うまくいけば有利になれることが多いです。タワーの攻撃が届く範囲まで敵をおびき寄せ、それぞれに有利なユニットを当てていけば良いです。
理想形や役割分担をイメージすることで勝率が上がる
攻めるときあるいは守るときの理想形や役割分担をイメージしておくことで、バトル中にもそれに沿ったカード出しができるようになります。そうすると戦い方が安定し、当初の理想形や分担に問題がなければ勝率が上がっていくはずです。
それでうまくいかないようであれば、理想形や役割分担に問題がある可能性があります。そもそもタワーまでたどり着けないような攻め方になっていたり、守備陣が特定の攻め方に弱かったりするなどが考えられます。
でもその場合には理想形や役割分担を見直して、修正したデッキで改めて挑んでいけば良いだけです。
逆に、いつも行き当たりばったりでカードを出していると、負けた時に何が原因だったかが見えてきづらくなります。
遊び方は人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、デッキの意図する形がどのようなものなのかを考えながらプレイしたほうが基本的には勝率が上がるかと思います。